地域活性化人材育成事業

熊本の取組

熊本大学・熊本県立大学 SPARC取組内容

事業概要図

取組内容

熊本県では、半導体製造のグローバル企業誘致により、地域産業の活性化、グローバル化が期待されており、半導体製造分野のみならず、行政や金融を中心にグローバル人材供給が急務となっています。特に、英語を中心とした外国語での高いコミュニケーション能力と、Society 5.0に対応するためのDS/DX(Data Science / Digital Transformation)の素養を有する人材への期待は極めて大きいものです。このような期待に応えるため、熊本大学及び熊本県立大学が協力し、地域のDX化を推進する人材及びグローバル企業と関連する産業分野等を支えるグローバル人材を輩出することにより、地域全体の活性化に資することが本事業の目的です。

1.九州・熊本地域で求められるDX化を推進できるグローバル人材にとっては、行政、金融など製造業以外の分野においても半導体の現代社会における位置付けやサプライチェーン、環境負荷などの基本的な知識は不可欠です。この要請に応じるため、DS/DX及びグローバル教育に加え、教養教育レベルの連携開設科目「現代社会と半導体(仮称)」を新たに開設するほか、データサイエンスや半導体関連分野、自大学では開設できない分野の連携開設科目を設けます。

2.地域課題について、大学設置機関である熊本県のほか、熊本県の経済団体等の支援を受け、地域課題PBLを事業参加学位プログラムそれぞれのディプロマ・ポリシーに応じた必修科目として実施することに加えて、グローバル化が急速に進むDX時代にふさわしいアントレプレナー科目を、共同して開発し、実施します。

3.本事業の中核となる教育プログラムとして、熊本大学は、学生が所属する新しい学部組織(学士課程)として、学部等連係課程「情報融合学環」を令和6年度に設置する計画です。

「情報融合学環」には、DS総合コース、DS半導体コースを設け、卒業後は、データサイエンティストとして企業や行政など、幅広い分野で活躍する人材を育成するプログラムを展開します。

特に、DS総合コースでは、人工知能、ビッグデータ分析、情報処理、統計学を含むデータサイエンスについて、文理融合型のカリキュラムで総合的に学修し、社会のDX課題に幅広い視点から解決へと導ける人材を育成します。

また、DS半導体コースでは、基盤となるデータサイエンスに加え、社会で通用する半導体の知識を専門的かつ実践的に学修し、半導体分野のグローバル企業の熊本進出を受けて、地元に半導体分野の人材需要が高まる今、この地で学ぶことで半導体を含む製造DX課題に向き合い、デジタル産業をけん引する人材を育成します。

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