地域活性化人材育成事業

岐阜の取組

岐阜大学・中部学院大学・岐阜市立女子短期大学 SPARC取組内容

事業概要図

取組内容

岐阜県及び県内各市の戦略文書では、生産年齢人口の割合が低下し、経済活動の担い手不足が懸念されるとともに、既存産業の振興や新規産業の創出・起業なども課題となっています。このような状況もあり、県内の各大学・短期大学では、これまでも地域社会の課題に対し、住民と学生の交流や地域の課題をテーマとした実習などにより、地域社会の課題解決に取り組んできました。

これらの取り組みを踏まえ、このたび、文部科学省が公募する令和4年度大学教育再生戦略推進費「地域活性化人材育成事業~SPARC~」に、岐阜大学(国立)が事業責任大学となり中部学院大学(私立)及び岐阜市立女子短期大学(公立)とともに申請した「ぎふ地域創発人材育成プログラム~地域活性化を目指した知的基盤の確立~」(SPARC-Gifu)が採択されました。

これにより、SPARC-Gifuとして、より強固な大学間連携のもと、地域社会の課題解決につながる活躍や新規事業の創業・起業、共生社会の実現ができる人材育成を通じて地域社会の発展への貢献に取り組んでいきます。また、これを契機として、名古屋大学との連携強化や岐阜薬科大学との教育資源の共有、また、協力機関の拡大などにより、東海地域全体の高等教育の知的基盤の充実と高度化を目指します。

1.教育課程の改編

SPARC-Gifuでは、事業に参加する岐阜大学、中部学院大学及び岐阜市立女子短期大学において、各大学の授業などを共有し、自大学のみでは実施できない広がりのある文理横断的、また、地域課題の解決に資する教育課程へ改編します。

2.新たな連携組織の結成

SPARC-Gifuでは、より強固な大学間連携に取り組むため、事業の参加校間で新たに大学等連携推進法人を設立し、同法人を通じた教育資源の共有などに取り組んでいきます。
また、地域社会が求めることを的確に大学教育に反映できるよう、岐阜県の産業界、行政、大学、金融機関等の各団体で構成する地域連携プラットフォームを形成し、組織として地域の声を受け止める体制を構築します。

3.県内各地への「地域ラボ」の設置

岐阜県における地域社会の課題を的確にとらえ大学教育に反映させるために、岐阜市、中津川市及び高山市に、地域社会での実習の拠点や各地の高校生や社会人向け事業の舞台となる「地域ラボ」を設置します。「地域ラボ」では、担当教員や地元の支援員を配置し、地域ラボを舞台として各種事業を展開することで、地域課題に即した事業の成果を県内各地に波及させることを目指します。

4.東海地域全体への波及

SPARC-Gifuの参加校以外にも、岐阜大学と同じく国立大学法人東海国立大学機構を経営母体とする名古屋大学や岐阜大学近隣へのキャンパス全面移転を予定する岐阜薬科大学なども教育資源の共有に加わり、さらに、協力機関を拡大することで、SPARC-Gifuの成果を基盤として東海地域全体の高等教育の知的基盤の充実と高度化を目指します。

地域事業WEBサイト

ぎふい地域創発人材育成プログラム

関連校WEBサイト

岐阜大学
中部学院大学
岐阜市立女子短期大学